洋画の邦題は違訳が多め【エビデンスー全滅ー】
こんにちは、よいちです!皆さん近頃は如何お過ごしでしょうか?私はコロナ鬱にやられ一週間程Youtubeだけを観る地獄の寝たきり生活をしていましたが持ち直しました!いやあ、もっと活気のある生活をせねば、、、
ということで、久しぶりなのもあって今回はライトめな映画を鑑賞しました!
【EVIDENCE】(邦題:エビデンスー全滅ー)
こちらは約90分と短めのサスペンスホラーとなっております。またPOV(Point of View)という、一人称視点の映像がほとんどとなっているので、酔いやすい方は視聴の際ご注意下さい!それでは早速あらすじへ参りましょう!
ーあらすじー
砂漠の廃屋で起こった惨殺事件。遺体の損傷は激しく、二人の生存者も一人は意識不明の重体、もう一人はトラウマにより証言は当てにならない。残された手掛かりは現場に残された4つのカメラの映像のみ。警察は一刻も早く犯人を逮捕するため映像の解析に乗り出す。しかし、そこには想像を絶する光景が映されていた!
ー評価ー
グロ度 :☆☆☆
ホラー :☆☆☆
サスペンス:☆
ー感想ー(※ネタバレ注意!)
この映画は俗にどんでん返し系に区分されるサスペンスホラー作品なのだろうけど、結末にあまり驚かされなかったというのが私の正直な感想。だって、突っ込みどころが多いんだもん!!
構成としては、実際に現場で撮られた映像と実際の操作現場が交互に描写されるというモノ。この構成自体は個人的に好き。映像も、データに破損があるという設定なので所々にノイズが入り、それが観ている人をびっくりさせる。ここはホラーとして割りと斬新だし、推しポイントです。ただ、捜査が無能!動機や証拠もほとんど無しにSWAT突入させちゃうし。他にもあれ?と思ってしまうシーンがしばしば見受けられました。まあ、一部は真犯人や結末に繋がるモノなので多めに見るとしても、どんでん返しというにはおざなりで作りこみが甘いなあというのが私的な感想でした。
しかし、その分テンポ感があって終わりまでパパッと観られるのがこの作品の良さ。また、「映像と現実の間に生じる齟齬」や「映像を解釈することで生まれる先入観」を扱った辺りは面白かったと思います。なので、細かいことを気にせず映画を観れる人にはオススメです。
ちなみに、こういう「残された映像を観る」作品のジャンルをファウンド・フッテージって言うらしい。
ー余談ー
この映画の邦題『エビデンス-全滅-』なんですけど、全滅してないんですよね(笑)。いや、病院に運び込まれたアイツもそのうち亡くなると考えたら犯人以外全滅なのか、、、?そう考えると、これは壮大は伏線だったのかも、、、
という冗談はさておき、私もビジュアルを探してて知ったんですけど、この作品のキャッチコピーって"Murder is an Art"(殺人は芸術)なんですよね。映画の終盤でもこのキャッチコピーに言及するような台詞があります。映画の展開的にもこの辺りがテーマになってる訳だし、是非邦題には盛り込んで欲しかったなあ。