コロナで半年を家で過ごす留年生の映画日記

コロナのお陰で大学生活5年目の半分を自宅で過ごすことになったので、持て余した時間で観た映画の感想とか色々を少ない語彙力で語ります。。。

ピンチも多過ぎるとフリになってくる【ARMAGEDDON】

こんにちは、よいちです!皆さん如何お過ごしでしょうか。

どうやら近々地震が起こると予言がされているみたいで、世間(?)は騒いでいるようですね。私はあまりそういった話は信じないようにしていますが、どうしてもそわそわしてしまいますね。まあ、南海トラフやら、首都直下地震やら、いつ来てもおかしくないとは言われているので、皆さまも防災対策だけはしっかりしておきましょうね!

ということで、今回は予言繋がりでこの映画を紹介します。

 

【ARMAGEDDON】(邦題:アルマゲドン)

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こちらは1998年の作品。1999年7月に大隕石が宇宙から飛来して人類は滅びるのではないか、と世間が騒いでいたノストラダムスの大予言に着想を得た作品ですね。同じ年に『ディープ・インパクト』という全く同じ設定の映画が上映されていたことを考えると、当時の人にとってこの大予言は本当に大きなことだったんだな、と実感できます。それではあらすじへ参りましょう!

 

ーあらすじー

1998年、突如ニューヨークに幾つもの隕石が降り注ぐ。その原因を探るべく探査を開始したNASAは、超巨大な隕石が地球に近づいていること、そして18日後に地球を直撃予定のそれは全生物を絶滅させるほどのモノであることを知る。この事態を解決するべく、隕石掘った穴に核爆弾を設置し爆発させるミッションを画策する。このミッションを成功させるため、世界一の採掘師ハリーとその個性豊かな仲間たちが集められる。果たして、荒くれものの集団はミッションを成功し、世界を救うことができるのか!?

ー評価ー

感動   :☆☆☆☆

ドキドキ :☆☆☆☆☆

キャラ立ち:☆☆☆

 

アルマゲドン (字幕版)

アルマゲドン (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

ー感想ー(※ネタバレ注意!)

私、この映画を観終わった後他の人のレビューを読んでびっくりしました。だってみんな大絶賛してるんですもの。個人的にこの作品はあんま好かんかったので、自分の感覚のズレにちょっとショックでした。

なので今回はちょっと構成を変えて、私個人の見解と大衆の皆さまに好まれそうなポイントに分けてこの感想部分を書いていこうと思います。

 

<アルマゲドンのここがいい!>

多分、この映画が色んな人に好かれるポイントは以下の二つなのかなと感じました。

・キャラの濃さと、エピソード

・迫りくる困難と感動のラスト

この作品の登場人物は大体みんな個性があって、その人物像を理解するためのエピソードがしっかり描かれています。主人公のハリーは世界でも指折りの採掘の腕があり、娘のグレイスを男手一つで育て来た。そんなグレイスの彼氏A.J.やハリーの仲間はキャラ立ちのいい強者ばかりだし、NASAを指揮するトルーマンと彼の間の絆も素敵なものです。やっぱりキャラに魅力があると物語にも深みが出ますよね。

そして、展開も王道だと思います。序盤はテンポよく、キャラが登場する。そんな軽快さとは打って変わり、後半はトラブルに次ぐトラブル。犠牲を出しながらも、なんとか困難を乗り越え、感動のラスト。そしてなんとかミッションをクリアする。

これはもう、この映画を大好きになってしまう。

 

<個人的感想>

 この映画を観ながら私は、台詞回しがいいなと感じていました。冒頭のニューヨークに小隕石が降り注ぐシーンで、モブが「サダム・フセインだ!」と叫ぶシーンがあるのですが、これが個人的に結構ツボで。奇しくも3年後9.11が起こりイラク戦争へと繋がっていくわけですからね。他の台詞も、それぞれのキャラの個性が伝わる台詞が多く、特に「言いたい言葉は5つ」のクダリはかなり推しポイントです。

だからこそ、この良さがかき消されたことがとても残念でした。具体的に気に障った点は以下の3つ。

・ピンチの量と質

・登場人物に関して

・"感動のラスト"

まず、この映画の後半はピンチの場面が沢山訪れます。確かに観客をハラハラさせるには効果的ですが、こう何度もトラブルが起こると次第に「どうせなんとかなるんだろ」という気持ちになってきます。そして、割りとご都合主義というかラッキー要素が多いのがかなり気になりました。

また、先ほどキャラの個性が伝わると称賛しましたが、それが逆に仇になっているんですよね。そもそも登場人物が多いので全員のキャラを深めるために時間が割かれ、なんだか間延びした気分になります。しかも中途半端に登場したキャラは目立った場面もなく「ピンチ」を引き立たせるため犠牲にされる。なんだかアイドルグループに通ずるものを感じました、あなたは誰推し?

そして”感動のラスト”。正直フラグ立てすぎてオチ丸わかりです。これで泣ける人はもっと泣ける映画オススメするよ。

似た設定でも『ディープ・インパクト』はキャラを薄めた分、観終わった後に自身に問う部分があって良かったと個人的に思いました。

 

ryuneneiga.hatenablog.com

 

ー余談ー

冒頭の地震の話に戻りますが、私はこの予言のことを聴いて「もし地震で死んでしまったら何が心残りになるだろうな」なんてことを考えました。なので、明日は「死ぬまでに何をするか」をテーマにした私の好きな映画、『最高の人生の見つけ方』を紹介しようかな。もし、明日が来ればの話だけど。