不良がいいことをするとめっちゃ評価される【カメラを止めるな!】
こんにちは、よいちです!
皆さん、ゴールデンウィークは如何お過ごしでしょうか?私はやることが無くて暇なので映画を観て、ご飯作って、少しゲームとアニメを観て寝る。そんな生活の繰り返しです。本当に堕落した生活を送っています。でも、それがいい(笑)
さて、今回は久しぶりに好みの邦画を観賞したのでそちらを紹介したいと思います。
【カメラを止めるな!】
こちらは、2017年に上映され口コミで瞬く間に話題になった作品ですね。似たような過程で有名になった『パラノーマル・アクティビティ』を彷彿とさせます。こういった映画は低予算での不自由さを逆手に取った作品が多く、映画の新しい楽しみ方みたいなものを見出せて個人的に嫌いじゃないです。この作品もかなり面白かった!ただ、観る前にご注意を!最初の30分が肝です。観ていて苦痛を感じる方もおられると思いますが、そこを乗り越えた後にこの作品の良さが出てくるので、30分耐久頑張って!!映画のキャッチコピーも「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」ですしね。
それではあらすじに参りましょう!
ーあらすじー
ゾンビ映画の撮影のため、いわく付きの廃墟にやってきた製作陣。しかし、俳優の演技に監督は納得せず撮影は難航する。一度休憩を挟む製作陣は、その廃墟が、「日本軍が人体蘇生の研究の実験場」であったという噂を知る。そんなところへ本物のゾンビが現れて...!?
ー感想ー(※ネタバレ注意!)
この作品、動画配信サービス向きじゃないんじゃね?ってのが観終わって最初に思ったこと。本当に最初の30分が地獄過ぎて(笑)飽き性な人だったら多分最初の10分で鑑賞を諦めると思う。でも、それがこの作品の魅力に繋がっている!
そう、この映画の冒頭のB級ゾンビ映画は壮大(?)な伏線なんですよね。この物語の本当の主人公はB級映画の監督と、それを取り巻く製作陣。映像の裏側をテーマにしたドキュメンタリーチックな作品です。
節々に盛り込まれる映像制作現場への皮肉と、ラストの30分が個人的推しポイント!
嫌なことは事務所NGと言って挨拶もしっかりできないアイドルに、「作品、作品」といちいちうるさい顔だけの俳優(某山○○人を思い浮かべたのは私だけでしょうか、彼は作品に口出す脳も無さそうだけど)。その他諸々問題を抱えた俳優陣。みんなクセが強いんじゃ!!それでも、最後にみんなに好感を持てるのもこの作品の良いところですね。
ラストの30分は、冒頭の映像の舞台裏!もうトラブルに次ぐトラブル。そしてそれが笑いになっている。冒頭がクソ詰まらないからこそ、ここが凄くコメディになっていてグッド。本当に最初のあの謎の30分がこの映画の心臓だったんだなあ。
だからこそのキャッチコピー。「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」これは、キャッチコピーというより監督の鑑賞者への懇願だったのかもしれませんね。
ー余談ー
ラスト30分の映像に出てくるトラブルは、元々練られていたものとは別に、本当に撮影の際に起こったトラブルもオマージュされているみたいです。冒頭の42カットのクダリ(スタンリー・キューブリックはめっちゃカット重ねることで有名)とか、娘役の方がシャイニングのTシャツを着ていたことにリスペクトを感じて個人的に好きでした。(隙あれば宣伝)