コロナで半年を家で過ごす留年生の映画日記

コロナのお陰で大学生活5年目の半分を自宅で過ごすことになったので、持て余した時間で観た映画の感想とか色々を少ない語彙力で語ります。。。

観たらわかる、怖いやつやん!【The Autopsy of Jane Due(ジェーン・ドウの解剖)】

こんにちは、よいちです!

5月になり、暑い日が続いてますね。

今回はそんな日にオススメ、暑さも忘れる正当はホラーの

【The Autopsy of Jane Due(ジェーン・ドウの解剖)】

をご紹介します!

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いや、本当に久しぶりにいいホラー映画を見せてもらったな!というのが率直な感想です。変なことを考えず、集中して純粋な恐怖を感じられた映画でした!ちなみに、「ジェーン・ドウ」とは、本名が不明な女性を指す時に使う名前だそうです。

それでは早速、あらすじに参りましょう。

 

ーあらすじー

バージニア州グランサムのとある一家。明らかに異常な殺人事件の跡を警察が鑑識をする最中、地下から身元、死因不明の女性の遺体が見つかる。ジェーン・ドウと名付けられた遺体は検死官のトミーとそれを手伝う息子のオースティンが住む仕事場に運び込まれる。外傷の全くない遺体に不審を覚える二人。死因を探る為解剖を始める二人だが、次第にその遺体の謎に迫っていく。。。 

ジェーン・ドウの解剖(字幕版)

ジェーン・ドウの解剖(字幕版)

  • 発売日: 2017/10/04
  • メディア: Prime Video
 

ー感想ー(※ネタバレ注意!)

冒頭でも申した通り、「本当にいいホラー映画だった!」というが率直な感想です。

昨今、様々な観点や手法を使ったホラー映画が増えています。一番最近で話題になったのだと、アリ・アスター監督の『ミッド・サマー』なんかは現代の常識からは理解不能な風習を描き、かつ明るい昼間のシーンの多さで、話題になりましたね。(この映画に関してもいつか感想を書いてみたいですね)

この映画は死体解剖という着想は新しいながらも、無駄に頭は使わず恐怖を全身に感じられる点がホラーとして最高でした!

序盤から伝わる「この死体はおかしい!」という空気は導入として◎。そして徐々に置き始める怪奇現象。その後の死体に追いかけられるシーンはホラー映画の王道展開!この映画の舞台は現実世界の死体解剖現場なので、この設定が「死体が歩く」という現象の恐ろしさを再確認させてくれました!序盤の死体を見せるシーンはここでの恐怖を助長するいい伏線でしたね。

また、テーマ性も中々好きでした。個人的にこの映画に感じたのは、生物の死への感情は相対的な価値観であること。これは動物から人間まで表現されてましたね。ネズミはごみ箱に放り込むのに、飼い猫は火葬してあげるところ。そして解剖した死体には特に感情は見せないが彼女の死には全力で悲しむ。ここの対比はとても私好みでした。

また、動物の対比に関してはポン・ジュノ監督の『オクジャ』にも似たものを感じましたね。

 

ryuneneiga.hatenablog.com

敢えて不満を言わせてもらうなら、「セイレムの魔女裁判」の話を取り出す必要あったかな?っていう疑問。まあ、ジェーン・ドウの皮の裏から夥しい数の魔法陣を見つけるシーンはぞわっとしましたけどね。もう一つは、序盤のオースティンとその彼女との「まだ伝えてないの?」みたいな絡みは何だったのか、というところですね。本当に何も伝えずに終わっちゃったよ(苦笑)

 

ー終わりにー

この映画の終わり方は、リングの貞子みたいな「恐怖伝染系」でした。前の被害者がいて、次に新たな犠牲者がでるやつですね。大概こういう映画の被害者は特に何も悪いこともせず、ただ関わっただけという理由で無差別に害を被ります。

皆さんもこれから暑い夏に入り、肝試しなどしたくなるかもしれませんがくれぐれもお気をつけて。次は貴方の番かもしれませんよ?

おっと、誰か来たようd